「部屋が狭く見えて窮屈に感じる」「部屋を広く見せるのはどうしたらいいの」と悩んでいる人は少なくないでしょう。部屋を広く見せるには一般的にはレイアウトや家具を少し低い家具でそろえる、カーテンを変えてみるなどさまざまな方法があります。
特にカーテンは、遮光や部屋の温度・保湿性を保つ役割があり、生活するうえで必要不可欠なアイテムです。
ここでは、部屋を広く見せるための種類別カーテン、部屋の印象やポイント、広く見せるコツをご紹介します。
カーテンの種類
カーテンの種類はとても豊富で、重要なアイテムであることはわかるけれど、どのように選べばよいのかわからない場合も多いです。
以下に、代表的なカーテンの種類をピックアップしてみました。
ドレープカーテン
遮熱性、遮光性、防音、防炎などの機能が充実しているカーテンです。厚手のある生地が特徴で、色、デザインが豊富という点や、取り付けたい部屋や目的に合わせて楽しめます。
カーテンシェード
布を縦方向に開閉するカーテンです。かさばりが少なく部屋を広く見せられます。窓の近くに家具を置きたい場合や、小窓などに向いていて、プレーンシェード、シャープシェード、バルーンシェード、ピーコックシェード、オーストリアンシェードなど種類も幅広いのが特徴です。
また、ブラインドやシルエットシェードは「スラット」と呼ばれる羽の角度を調整して光の入り具合を調整するカーテンで、素材も木材、アルミ、チタンなどから選べるシェード系カーテンのひとつです。
ブラインド、シルエットシェードカーテンのブランドと言えばハンターダグラスが有名で、販売店は東京都の南青山にあります。
ハンターダグラスの正規販売店『サンクリドー』:東京都南青山にあるオーダーカーテン専門店
普通のカーテンでは物足りない、ちょっとおしゃれに見せたいという場合にもおすすめのカーテンです。
レースカーテン
薄いレース生地で光をやんわりと透過するカーテンです。雰囲気ある部屋作りに向いていると言われています。
目隠し効果や花粉キャッチ機能がついているものもあったり、用途は様々。レースカーテン一枚だけということは少なく、あくまで窓と部屋のカーテンの板挟み的な位置のアイテムとして使われることがほとんどです。
ロールスクリーン
窓の上部にカーテンレールを取付け、上下に開閉するカーテンです。シンプルな構造で開閉が楽な特徴があります。
また、カーテンとしてだけでなく、プライベート空間を仕切る際にも使用されることが多いという点がありますが、反対に遮光性が低めなのが難点でもあります。
広く見せるコツ
カーテンを設置する部屋にもよりますが、基本的にドレープカーテンなど生地の厚いものを使用すると圧迫感を感じてしまうことが多いです。
一方、ブラインドカーテンやシルエットシェードカーテンは部屋全体をスッキリとさせた感じに仕上げることができるので、どのような部屋に設置するのか、どんな雰囲気に仕上げたいのかということを考えてカーテンを設置することが大切。
また、ブラインドカーテンを使用する場合、タタミ(窓と壁の間にできる隙間のこと)を考慮しないと窓の橋が覆われて狭く感じる要因になるので、細かいところまで考えてカーテンを選びましょう。
他にも、部屋の天井が低い場合は、カーテンを天井に近づけて設置すると良いですよ。
設置する場所だけでなく、カーテンの色使いにも気を遣い、狭い部屋に黒っぽい色を使用すると部屋の印象が全体的に重くなり狭く感じてしまうので、カーテンの色は淡い色を選ぶようにするのがコツです。