台風の日はコロッケ

コロッケのルーツ

何年前だったか、台風コロッケっていうTwitterなどのつぶやきを見かけるようになりました。
どうやら、2001年8月21日に2ちゃんねるの台風上陸秒読み実況スレッドで、「念のため、コロッケを16個買ってきました」と書き込みがきっかけなんだそうです。
それを見た閲覧者たちが、自分たちも食べたくなったというスレッドを掲載して広まったらしいのですが、最近では某国営放送まで、この流れを伝えるようになりました。

別に台風が来ようは来まいが、コロッケといえば安価でお手軽で腹もちもいいおかずです。
スーパーやコンビニのお惣菜コーナー、商店街にある個人商店の揚げ物屋や惣菜屋、テイクアウト型弁当屋などでできあいを買ってきてもいいでしょう。
レンジでチンタイプとか油で揚げる冷凍コロッケを買ってきてもいいし、老若男女誰もが好きなお手軽おかずですよね。

その意味でも、わが国の食卓を飾る洋食おかずの代表格といっても過言ではありません。
カレー、トンカツ、ラーメンと並んで帰化和食の四天王といってもいいでしょう。
コロッケのわが国上陸は説はいろいろですが、幕末の開国直後に入ってきたフランス料理のクロケットが訛ったものと言われています。

他にも江戸時代に長崎を通じてオランダから入ってきた料理とか、戦国時代にポルトガルよりもたらされたクロケッテが原型などが有力とされています。
ただ、フランスとオランダのものは今の日本で言うクリームコロッケで、ホワイトシチューを固めてパン粉で揚げたものです。

一方ポルトガルは蒸かしてつぶしたジャガイモに魚などのミンチを混ぜて素揚げしたものになります。
どうやらこれら三国料理をミックスしたのが日本のコロッケという味方が正解のようです。

日本のコロッケに対する外国人の反応

では外国人の受けはどうなのでしょう。
日本料理がイコール寿司とか刺身だと思っている外国人にはかなりレア、ラーメンとかそばうどんを知っている外国人でもかなりマイナーなおかずです。
でもコロッケを食べたことのある外国人は、その国を問わず、ほぼ全員が気に入ってくれるメニューです。

それにプレーンなジャガイモとひき肉とたまねぎだけのコロッケだけでなく、カレーとかでエスニックな味付けにもできるから、もしも外国人といっしょに生活していたら、コロッケも新しいアレンジができます。

あるいは今やB級グランプリでも出展の多いメニューですから、様々な地方から集まってきた人たちが集うなら、それぞれでお国自慢のコロッケを披露するなんていうのもいいですよね。
具材はじゃがいも、ひき肉、たまねぎ、パン粉、卵、小麦粉、かけるためのソース、付け合せのキャベツと、あとはオリジナルなコロッケを作るための調味料や具材だけなので、数を作れば作るほどコスト単価も安価になります。

でも一人暮らしだと、どこでも手に入るだけに、わざわざ手作りコロッケを作るなんてことはしないのではないでしょうか。
そんなときもしもシェアハウスの住人なら、同じ屋根の下に住む住人達と、台風の日は手作りコロッケパーティなんかもできます。

最近はちょっと豪華なシェアハウスだと共有調理器具として今はやりのノンフライヤーマシンなんかも置いていますので、揚げ物せずに作れます。

投稿者: SLsha7uK