サンクスギビングを祝おう

アメリカ

アメリカ版「お正月」のような日

アメリカではハロウィンが終わった後に訪れる大きな祝日を心待ちにしている人が多いそうです。
日本人にはあまり馴染みがないサンクスギビングとは、アメリカでは日本のお正月のような位置付けの祝日とされ、家族と一緒に過ごす大切な日なのです。
シェアハウスの仲間と一緒に楽しんでいただきたい、サンクスギビングのお祝いについてご紹介します。

由来について

サンクスギビングとは感謝祭のことですが、一体に何に感謝する日なのかというとアメリカの歴史に関係があります。
アメリカは他国からやってきた移民によって歴史が作られた国ですが、その移民は本国で幸せに暮らしていた人達とは限りませんでした。

1620年にイギリスの国教会から弾圧されていたピューリタン=清教徒が自由を求めてアメリカ大陸にやって来ましたが、厳しい自然環境や食糧不足、病気などが重なって最初にやって来た人達は半分になったそうです。
過酷な環境の中でピューリタンが苦しんでいる様子を見たアメリカの原住民・ネイティブアメリカン(インディアン)が食料になる苗を分け与えて栽培する技術や狩猟技術を教えたところ、翌年は食料不足も解消されたそうです。
自由を求めてやって来たアメリカの地で無事に収穫できて食料を確保できた事を神様に感謝して祝宴を行い、恩人になったネイティブアメリカンを招待したのがサンクスギビングの由来だと言われています。

サンクスギビングの楽しみ方

サンクスギビングの由来を知ると、とても素晴らしい由来を持つ祝日であることがわかります。
行われる日は毎年11月第4木曜日と決まっています。
アメリカでは家族や親しい友達などが集まって豪勢な食事を楽しんだり、お買い物を楽しむのが一般的です。

サンクスギビングで必ずと言っても良いほど食卓に上がるのがローストターキーで、丸ごと一匹の七面鳥を焼き上げます。
七面鳥のお腹は空洞になっていますが、ここに家庭のよって異なるスタッフィングと呼ばれる詰め物を行います。
パンやお米、野菜などお好みのスタッフィングをしてからオーブンで焼き上げたものを家族や友達同士で美味しくいただきます。
ローストターキーに良く合うクランベリーソースを各家庭で作って楽しむ場合もありますのでぜひチャレンジしてください。

デザートにはかぼちゃパイを作って楽しむ家庭も多いそうです。
他にもアップルパイを作る場合もありますので、お好みに合わせて美味しいパイを焼き上げて楽しむと良いでしょう。

アメリカではこのようなごちそうを多めに作って、数日間の休日を同じ食べ物で楽しむそうです。
日本でもお正月に日持ちするおせち料理を作って数日楽しむ習慣があることから、よく似ている祝日と言えるでしょう。

投稿者: SLsha7uK