メリットもデメリットもある
今巷ではシェアハウスが人気となっています。
1つの家の部屋を数人で分け合いキッチンやお風呂、トイレは共同で使うというスタイルです。
一緒に住む人達には2通りあって、人となりも十分に解った仲の良い友達通しで住むパターンと性別、年齢もバラバラな全くの他人同士が協力して住むパターンがあります。
シェアハウスという呼び方では無かったですが、今までにも数人が同じ屋根の下に同居する形はありました。
しかしドラマや雑誌などで近年取り上げられた事で、1つの住むスタイルの形として定着しました。
家族以外の人同士で住むという事は当然これまで暮らしてきたバックボーンが違うので、大きな事柄というより、小さなすれ違いがたくさん存在します。
住んでみて、感じるメリットとデメリットを比べてみて判断してみるのが良いと思います。
メリットとして良く挙げられるのが、寂しくないと言われていることです。
1人暮らしですと暗い部屋に帰宅し1人で食事をし、家事も全てこなさなければなりませんが、シェアハウスならば、帰宅すれば誰かしらが共有スペースにいて食事や掃除も分担制であれば負担が減ります。
しかしデメリットとして人間誰しも人に良く思われたいという願望があるので、いつでも表向きの顔をしていなければならず完全に素の自分になれる事がしにくいです。
見知った相手でもストレスはたまる
社会人になってすぐに、大学生時代の仲良しグループでシェアハウスで過ごす場合もあります。
ですが、仲が良く相手の事は全て知っているように思えても、料理の味付けの違いや電気の消し忘れ、エアコンの温度設定、お風呂の時間が長いなどの不満が出てくるものです。
1つ1つは大した事では無いので、いちいち相手に注意はしないのですが、逆に些細な事が仇となり積み重なる事でストレスとなり、ある日突然ケンカの種になってしまうという事が出てきます。
このようなケースでは、新入社員で給料も安いので少しでも生活を楽にする為に一緒に住んでいるというのがあるので、電気、水道、ガスなどの光熱費も折半です。
少しでも費用を抑えたいとみんな思ってはいても、最低限の基準もそれぞれ違うのがトラブルになることもあるのです。
1人は暑くてもエアコン我慢できる気温でも、別の1人はエアコンをつけずにはいられない状態でケンカになってしまうという事もよくあります。
一度ケンカをしてしまうと、どちらかが大人になって歩みよれば事は収まることが収まりますが、家族と違う点は気に入らなければ、家を出るという選択が簡単に出来てしまうのです。
特に価値観の違いが我慢出来ないほど開いている人とはシェアハウスは難しいでしょう。