映像作品としてのシェアハウスの物語が多いなかで、小説として人気となっているのがルームシェアという小説です。
実際に文字で読むことによって頭に入ってきやすく、内容の影響を受けることも多いです。
活字が苦手という方でもライトノベルのような軽いタッチで読めると評判なので、シェアハウスに興味がある方は一読の価値ありです。
ルームシェア
この作品に登場するのは少し変わった女性。
今まで付き合った全ての男性に浮気をされたという過去をもつ女性であり、心に様々な負担を抱えた女性なのですが、彼女には一緒に住んでいる男性がいた。
恋愛関係ではないものの、二人は完璧に素敵な部屋で共同生活をしており、一見すると恋人のよう。
しかし、実際にはそのような関係はなく、単純にルームシェアしている関係となっています。
男運が悪い主人公の女性がその男性に「彼氏」になって欲しいと頼み込むことから二人の関係が徐々に動き出すというストーリーとなっています。
主人公の女性は24歳という若さと大人の間で揺れる女性で、まだまだ恋愛を楽しみたい年頃。
そんな彼女の等身大の描き方と二人の関係を繊細に描くタッチがこの小説を人気作品にしました。
この作品は第五回「日本ラブストーリー大賞」の大賞を受賞し絶賛されました。
その作品が文庫化されたことでより読みやすく、手に取られる機会も多くなり、多くの方にさらに影響を与えるという形になったのです。
男女二人での共同生活
男女二人での共同生活というとそれはすでに結婚や同棲という形に近いです。
しかし、この作品ではそういった恋愛はないまま生活してきた二人の男女の物語となります。
実際に現実のシェアハウスでも入居者がいないと男女二人での共同生活になることもあるかもしれません。
実際にはある程度入居者がいてシェアハウスとして成り立っているのですが、ルームシェアを考えると男女二人で暮らす人も少なくないかもしれませんね。
実際にこの作品を読んだ口コミとしては「感動した」という意見や「結末に驚いた」という意見が寄せられています。
恋に落ちていくということをテーマにしたこの作品は、意識し始めてから恋が始まるということに重点を置き、繊細なタッチで描くことによって、登場人物の心が琴線に優しく触れてきます。
それが程よい刺激となって読んでいると「自分もこういった生活がしてみたいなぁ」と感じているのです。
文学作品は近年影響力はそれほど大きくありませんが、それでもテレビドラマや映画に負けないほどの力があります。
実際に、文字で読むと読み手によって想像するシチュエーションやシーンが変わってくるので、いわばその人が想像するルームシェアの形がこの本に閉じ込められているのです。